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健康診断で肝機能数値が高い原因と再検査は何科で検査内容や費用は?

投稿日:2016年6月6日 更新日:

毎年、会社や自治体から健康診断の案内が来ると思いますが、健康診断を受診してますでしょうか。

また、健康診断を受けた後、その結果を確認していますか?

健康診断は受けただけでは何の意味もありません。

大事なのは受けた後です。

再検査項目があった場合には、放置せずに必ず再検査を受けるようにしましょう。

今回は健康診断の結果、肝機能の数値に異常が出た場合についてまとめます。

肝機能に関しては、何の症状もないことが多いので、再検査の案内をもらったとしても放置しやすい項目です。

そこで、肝機能数値が高い原因と再検査は何科にいくべきなのか、再検査の内容は何をするのか、費用はいくらくらいかかるのかについて紹介します。

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健康診断で肝機能数値が高いときはどういうとき?

健康診断(法定項目)の肝機能の数値は、AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの3項目です。

※人間ドックの場合はもっと細かい肝機能の数値を調べますが、ここでは割愛します。

それでは3項目をそれぞれみていきますね。

AST(GOT)、ALT(GPT)とは

ASTもALTもトランスアミラーゼと呼ばれる酵素の仲間で、肝細胞に多く含まれています。

特にALTは肝臓だけに多いです

肝細胞が破壊されると血中に流れ出しますので、これらを測定することで、肝臓病の発見・診断・経過観察などに役立ちます。

ASTは心臓やそのほかの筋肉にも多く含まれているため、心筋梗塞や筋ジストロフィーなどの診断にも応用されます。

AST・ALTから疑われる病気
・AST、ALTともに高い:急性肝炎

・AST<ALT:慢性肝炎、脂肪肝

・AST<ALT:肝硬変、肝臓がん

・ASTだけが高い:心筋梗塞

γ-GTPとは

γ-GTPはタンパク質を分解する酵素で、腎臓に最も多く、次いで膵臓、肝臓、脾臓、小腸などに含まれます。

細胞が壊れると血中に出てきますが、腎臓の場合は尿に出てしまうので、血中に増えた時には肝臓,膵臓、胆道の病気や異常が考えられます。

γ-GTPはアルコールに敏感で、常習飲酒者では高く出やすく、特にアルコールで肝臓に障害が起こるとたちまち異常値になります。

γ-GTPだけが高いときには、アルコールが原因の肝障害か膵臓の病気(膵炎や膵臓がん)を考えます。この場合には数日間禁酒した後、再検査をします。それでも数値の低下が認められなければ、肝臓か膵臓が障害されている可能性が高くなります。超音波検査やCT検査、アミラーゼ検査など、肝臓と膵臓の精密検査を行ないます。禁酒した後の再検査でγ-GTPが下がっていたら、肝障害の心配はありません。

γ-GTPから疑われる病気
アルコール性肝炎

急性肝炎

肝臓がん

閉塞性黄疸 など


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肝機能再検査のときは何科で検査内容は

肝機能の再検査の案内をもらったときに、まずどこに受診したらいいのか迷いますよね。

まずは肝機能の再検査ではどのようなことをするのかを理解すると、何科を受診したらいいのかがわかると思いますので説明します。

肝機能再検査の検査内容
①血液検査

②腹部超音波検査

③腹部CT

④MRI  など

検査内容をたくさん書きましたが、すべてを実施するわけではありません。

血液検査

まず、肝機能の数値が高くなるときに疑われるのがウイルス性肝炎です。

問題なのはB型とC型の慢性肝炎です。

B型約130万人、C型約200万人といわれる感染者のうち、約4分の3は感染に気付いていません。

肝炎は肝硬変や肝臓がんに移行することがありますので、放置しておくと怖い病気です。

肝炎ウイルスに感染していないかを調べるために、血液検査は必ず行ないます。

そこで、肝炎に感染していなければ日々のライフスタイルを修正し、肝機能を回復する努力をしていくことになります。

γ-GTPだけが高いときには、アルコールが原因の肝障害か膵臓の病気(膵炎や膵臓がん)を考えます。

この場合には数日間禁酒した後、再検査をします。

それでも数値の低下が認められなければ、肝臓か膵臓が障害されている可能性が高くなります。

超音波検査やCT検査、アミラーゼ検査など、肝臓と膵臓の精密検査を行ないます。

禁酒した後の再検査でγ-GTPが下がっていたら、肝障害の心配はありません。

超音波検査

肝機能の数値が高く、体重も多い場合、脂肪肝が疑われます。

脂肪肝の診断のためには超音波検査が苦痛も少なく、便利です。

以前はB型やC型などのウイルス肝炎から肝硬変や肝がんに進行するケースが一般的と考えられてきましたが、最近は脂肪肝からも肝硬変や肝がんになる人が多いこともわかってきています。

脂肪肝といわれたら、内臓脂肪を減らすことが先決で、メタボ解消に努める必要があります。

腹部CT、MRI

肝機能の数値が高く、超音波検査で何らかの異常が見つかった時などに、さらに詳しく調べるために実施します。

良性のものでは肝のう胞などですが、悪いものですと、肝臓がんが見つかることもあります。

肝臓の再検査は何科?

前置きが長くなりましたが、検査内容を見てもらえればわかるように、最低でも血液検査ができるところに行く必要があります。

健康診断で超音波検査を一緒に実施しているのであれば、一般の内科で十分かと思いますが、超音波検査を実施していないのであれば、消化器内科の標榜がある病院で再検査を受けたほうが、スムーズに検査ができると思います。

肝機能再検査の費用はどのくらい?

再検査の費用も気になりますよね。

再検査は健康診断と違い、保険が適用されますので、それほど高額にはならないはずです。

どこまで検査をしたかにもよりますが、血液検査だけであれば数千円です。

超音波をしてもそれほど高くなりません。

CTでは造影CTだと10000円くらい,MRIも5000円~10000円くらいになると思います。

まとめ

肝臓は沈黙の臓器ともいわれ、異常があったとしても症状が出ないことが多いです。

毎年1回の健康診断で異常がみつかったときには、症状がなくても必ず受診をして詳しく検査をしましょう。

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