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紫外線の目への影響と対策、サングラスの選び方、アフターケアの方法とは

投稿日:2016年4月16日 更新日:

紫外線は1年中降り注いでいますが、その中でも初夏の5月から7月が一番多くなっています。

紫外線の影響として、日焼けによるシミや皮膚がんなど皮膚への影響は有名ですよね。

しかし、紫外線は目にも影響を与えるということを忘れてはいけません。

そこで、今回は紫外線が目に与える影響と対策、サングラスの選び方や紫外線を浴びた後の目のアフターケアの方法について紹介したいと思います。

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紫外線の目への影響とは

紫外線には、波長によってUV-A、UV-B、UV-Cと3つに分類され、そのうち地表に届き、目に影響を与えるのがUV-AとUV-Bです。

波長が280ナノメートル以下の光は、眼球を覆う角膜で吸収されますが、これより長いUV-AやUV-Bは一部分が角膜を通過して、レンズの役割を果たす水晶体で吸収されます。

さらにそのうち1~2%は水晶体も通過し網膜にまで達します。

皮膚と同様に、目も直接外部にさらされている状態なので、しっかりと対策をする必要があるということですね。

では、紫外線を浴びることでどのような目の病気を引き起こすのか紹介します。

紫外線角膜炎

紫外線角膜炎は、強い紫外線を浴びた時に起きる急性の角膜炎症です。

雪面など強い紫外線反射がある場所での「雪目」が有名です。

【症状と特徴】

・白目部分が充血

・眼の中がゴロゴロする

・ひどいときは激痛を伴う

・多くは24~48時間で自然治癒

翼状片(よくじょうへん)

翼状片とは、眼球結膜(白目)が角膜(黒目)に翼状に侵入していく慢性の病気です。

瞳孔近くまで侵入が進むと視力障害が生じ、手術が必要になることもあります。

白内障

白内障は、長期にわたって紫外線を浴びることによっておこります。

水晶体が濁ることで視力が低下して、失明することもある病気です。

水晶体の濁りは加齢現象でもありますが、紫外線も大きな要因です。

症状が進行した場合は、手術で濁った水晶体を取り出し、人工の眼内レンズを装着します。

白内障の手術は日帰り手術もできるほど技術が進歩しています。


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紫外線から目を守る対策とサングラスの選び方

先ほど紫外線による目の病気を紹介したので、外出時には常に目を守るための対策が必要だと思った方もいるかもしれません。

しかし、もともと目は紫外線を防ぐ能力があるため、通勤時間などの日常生活の中で多少の紫外線を浴びる程度であれば必要以上の対策は必要ありません。

日中の大半を強い紫外線下で過ごすようなスポーツ時やアウトドアでのレジャー、登山や海水浴、畑仕事などのときにはしっかりと対策をしましょう。

目を守るための対策グッズを紹介しますね。

サングラス

目へのダメージを最も効率よく防止できるのは、サングラスです。

サングラスの着用により、約90%の紫外線をシャットアウトできます。

サングラスには雑貨屋さんで売っているオシャレなものから眼鏡屋さんで売っているものまでさまざまな種類がありますが、サングラスの選び方で注意したい点は、UVカット加工が施されているものを選ぶということです。

色の濃いレンズのほうが紫外線を防いでくれそうですよね。

実は、色と紫外線カット性能は関係がありません。

紫外線カットのサングラスには「紫外線透過率」が表示されており、低い数値ほどレンズ性能が優れていることになります。

もしお手持ちのサングラスがあるようでしたら、紫外線カット率は眼鏡屋などにあるテスターで簡単に測ることができるので調べてもらいましょう。

そしてもし効果の薄ければ、買い替えも検討したほうがいいかもしれません。

また、サングラスは、正面からの紫外線には有効ですが、側面から入りこむ紫外線は防ぎきれません。

サングラスを選ぶときは、上方や横からの紫外線を考慮して、レンズの大きいもの、目を覆うようにピッタリとガードするタイプのものが良いでしょう。

なお、紫外線カット効果のないサングラスは、長時間紫外線を浴びると目に悪影響を与えることがありますので注意が必要です。

その理由は、目は暗いところでは瞳孔を開き、より多くの光を取り込むように働き、明るいところでは瞳孔が小さくなり光を取り込む量を減らすといった調節をしています。

しかし紫外線カット機能のない濃い色のレンズで強い光を多く浴びてしまうと、瞳孔が開いた状態になり、結果として多くの紫外線が目に取り込まれてしまいます。

ファッションとして濃い色のサングラスを着用するときには、長時間紫外線を浴びることは避けましょう。

サングラスを選ぶポイント
・UVカット加工されたもの

・色が薄いのもの

・レンズが大きく、目を覆うようなもの
(帽子と併用することで不要の場合もあり)

コンタクトレンズやメガネ

仕事中などでサングラスはできないときには、UVカット加工のコンタクトレンズやメガネも同様に効果がありますので活用しましょう。

ただ、コンタクトレンズは黒目の部分を覆うだけなので、白目の部分には紫外線があたります。

帽子やメガネなどと併用することをおすすめします。

帽子

帽子をかぶることで紫外線を約20%減少できるといわれています。

UVカット加工がされている帽子で、できるだけつばの広いものを選ぶことをお勧めします。

側面に隙間があるサングラスしかなくても、つばの広い帽子を着用することで側面から入ってくる紫外線を防ぐことができます。

紫外線を浴びたら目にもアフターケアを

日焼けをした後には冷やしたりしてアフターケアをしますよね。

目にもアフターケアが必要です。

目に強い日差しを浴びた後には、目を冷やすことが大切です。

痛みや充血があるときにはUVケア用の目薬を活用しましょう。

いろんな種類の目薬が販売されていますが、UVケアと書いてあるものであれば間違いありません。

そして、目を休めるためにも睡眠をしっかりとりましょう。

普段コンタクトをしている方は、目が充血している間はコンタクトの着用は控えて、目を休めることを優先してください。

食生活面でのおすすめとして、目に栄養を与える成分を紹介します。

ルテイン

緑黄色野菜などに多く含まれており、紫外線などのダメージにより体内に発生する活性酸素を除去する作用があります。

体内では、目の水晶体や黄斑部に主に存在する成分ですが、年齢や目を酷使することで徐々に減っていきます。

ルテインは体内では作られないため、普段から積極的に食事などから補うことが大切です。

ビタミンC、ビタミンE、β-カロテン、ビタミンB2、ナイアシン

ビタミンは体の調子を整えたり、病気に対する抵抗力を強める働きがあります。

アスタキサンチン

紫外線によりできる活性酸素と戦うパワーが強く、そのパワーはビタミンEの約1000倍と言われています。

サケやイクラ、カニ、エビなどに多く含まれています。

まとめ

紫外線というと日焼け対策を重視しがちですが、目にも影響を与えますので、皮膚と同じように目にもきちんと対策とアフターケアをしていきましょう。

紫外線は1年中降り注いでいますので、正しい知識で目を守り、紫外線とうまく付き合っていくことが大切ですね!

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