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衛生委員会の年間テーマや議題を考える

投稿日:2016年2月18日 更新日:

常時50人以上の従業員を使用している事業場(業種を問わず)では、毎月1回以上衛生委員会を開催しなかればなりません。

1か月ってあっという間なんですよね。

恐らく担当者を一番悩ますポイントは衛生委員会のテーマが決まらないということでしょう。

毎月ともなると議題がなくなって、ネタ切れなんてこともよくあります。

通常の業務をこなしながら、「衛生委員会のテーマを選ぶことに時間は割いていられない!」という方に、衛生委員会の年間テーマの例をご紹介します。

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1.衛生委員会の年間テーマや議題

衛生委員会のテーマを月別に分けてみました。

季節に合わせたネタになりますので、毎年内容が同じになりやすいです。

最新のデータや情報を盛り込んで、昨年と全く同じにはならないように気を付けましょう!

衛生委員会の4月のテーマ

衛生委員会とは

多くの企業では4月に組織編成をするところが多いでしょう。

4月は組織編成後の最初の衛生委員会になります。

新しいメンバーも増えていると思いますので、ここで改めて、衛生委員会の目的や構成、審議する内容などをまとめたものを発表するといいでしょう。

衛生委員会の5月のテーマ

メンタルヘルスについて

この時期は5月病というように、メンタル不調を訴える人が多い時期です。

ピンポイントな話題なので、セルフケアなどメンタル不調を予防する方法についてお話するといいと思います。

定期健診について

企業によって、定期検診を実施する時期は異なるとは思いますが、健診スケジュールが決まっているようであれば、日程などを伝え、受診を促しましょう。

その時、健康診断はなぜ受診しなければならないのか、再検査の必要性なども伝えられるといいですね。

昨年度の受診率など、数字で表せるものを提示すると根拠がある中身の濃い内容にできるのでおすすめです。

衛生委員会の6月、7月、8月のテーマ

食中毒について

食中毒に関しては、梅雨の時期に起こりやすい食中毒と真夏に注意しなければ食中毒など時期によって内容を分けるといいですね。

衛生委員会の時に職場巡視もしているような事業場であれば、冷蔵庫のチェックをしてみてください。

誰のものか分からない飲み物や、賞味期限の過ぎた食品などが放置されている可能性がありますよ!

食中毒に関する記事はこちらも参考にどうぞ。

「梅雨の時期の食中毒の症状と特徴、対処法、病院へ行くタイミングとは」

梅雨の食中毒ってお弁当が原因?作る際の対策や注意点、殺菌・抗菌効果がある食材とは

熱中症について

熱中症は真夏の8月だけでなく、梅雨のような湿度の高いときから注意する必要があります。

熱中症は毎年注意しなければならないことですので、絶対に外せないテーマでしょう。

事業場が屋内なのか、屋外なのか、営業職が多いかなど職場の状況にあった熱中症対策を挙げましょう。

熱中症に関する記事も参考にしてみてください。

熱中症の症状と原因や予防対策を理解しよう

熱中症になりやすいのは男性って本当?熱中症予防グッズと睡眠の関係とは

熱中症の熱失神や熱けいれんや熱疲労時の対応方法とは

紫外線対策

紫外線は1年中降り注いでいますが、特に春から夏にかけての紫外線の量は多いです。

紫外線による皮膚がんは増加していますし、目にも悪影響を起こします。

女性は日頃から紫外線対策をしているので詳しいですが、男性は紫外線に対して無防備なことが多いので、ぜひ紫外線対策について紹介してあげてください。

紫外線に関する記事も書いてますので参考にしてみてください。

紫外線対策の日焼け止めに書かれているPAやSPFって何?選び方や成分もご紹介

紫外線によるシミのメカニズムと効果のある食べ物や避けたほうがよい食べ物

紫外線の目への影響と対策、サングラスの選び方、アフターケアの方法とは

温度湿度管理

職場環境の温湿度管理は衛生管理の基本でもあります。

職場巡視をしながら、確認をすることも大切です。

また、冷房による冷えに対する対策についても紹介するといいと思います。

夏バテ対策

夏の暑さで体の不調を訴える人もでてきます。

夏バテを防ぐための対策を紹介してあげましょう。

こちらの記事も参考にどうぞ。

夏バテの症状で食欲不振?原因は自律神経と栄養素がポイント、予防対策とは

夏野菜が夏バテに効果あり!予防のための栄養素と夏野菜レシピを紹介

うなぎが夏バテに効果がある理由と栄養素、予防の効果的な食べ方とカロリーについて

衛生委員会の9月、10月、11月、12月のテーマ

防災対策

9月は防災の日がありますので、それに合わせて職場の防災対策について確認するといいと思います。

救急対応について

実際に職場で急病人が出た時にどのように対応するのかイメージしてみましょう。

事例を提示してシミュレーションをしておくと、実際にそのような場面に遭遇した時に、迅速に対応できます。

AEDについても触れるといいかもしれません。

インフルエンザについて

これも熱中症と同様に毎年取り上げるテーマですね。

その年の流行予想などを盛り込んで、最新の情報を伝えましょう。

予防接種を職場で実施するのであれば、その日程など決定事項があれば案内をしましょう。

インフルエンザの記事はこちらをどうぞ。

インフルエンザの検査とタイミング

ノロウイルスについて

ノロウイルスは汚物の処理など適切に行わないと、職場で蔓延する可能性があります。

そうなると業務にも影響をしますので、予防法や処理の方法などの注意喚起を十分にしましょう。

アルコールについて

12月から1月にかけては忘年会や新年会など飲み会の多くなる時期ですね。

お酒は適量なら体にも良いとされていますが、飲みすぎは体にとって害になります。

上手なお酒との付き合い方や二日酔いの対処法などを盛り込んでお話をするといいと思います。

衛生委員会の1月、2月、3月のテーマ

花粉症について

これも毎年テーマとして挙がる定番ですね。

その年の花粉の飛散量等のデータを提示しながらお話ししましょう。

最近、減感作療法についてよく質問をされるため、記事を書いてみました。

参考までにどうぞ。

花粉症治療の舌下免疫療法(減感作療法)とは?


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2.衛生委員会のテーマで年間を通して使えるもの

VDT作業について

パソコンを使って仕事をすることが増えていますので、正しい姿勢や、明るさなど具体的な写真などを用いて説明しましょう。

正しい姿勢で作業をしないとどのような影響がでるのかも伝えると、危機感を持ってくれるかもしれませんね。

睡眠時無呼吸症候群について

睡眠時無呼吸症候群は自分では気づかないことも多いです。

正しく治療をしないと、業務にも影響をしますので、注意が必要です。

とくに、運送業などの方は重点テーマですね。

長時間労働について

長時間労働による心身への影響をお話しましょう。

とくに労務管理に関わることですから、毎月お話してもいいくらいのテーマです。

できれば、毎月の長時間労働者の数値などを挙げられると具体的でいいと思います。

また、長時間労働者への面談を実施しているときは、面談の実施数なども報告しましょう。

疾患に関するもの

高血圧や糖尿病、痛風、高脂血症、脂肪肝などの疾患について掘り下げてお話します。

事業場の健診結果を分析して、多い疾患を選ぶといいでしょう。

痛風に関する記事も書いてますので参考までにどうぞ。

痛風と高尿酸血症は違う?治療法や痛風発作の予防法について

痛風が起こりやすい部位となりやすい人とは?痛風発作時の対処法と治療法

禁煙について

タバコはお酒と違い体に悪影響しかありません。

受動喫煙の問題もあります。

喫煙のからだに与える影響についてお話しましょう。

また、禁煙治療の紹介もするといいですね。

睡眠について

睡眠がしっかりとれていないと業務にも影響します。

良い睡眠をとるポイント、たとえば「寝る時間よりも起きる時間が大事!」など具体的に説明しましょう。

睡眠に関する記事はこちらを参考にどうぞ。

睡眠がダイエットに効果がある理由と効果的な睡眠方法

体内時計と睡眠の関係と影響を与えるメラトニン、睡眠を改善するポイント

特定保健指導について

特定保健指導は強制ではないため、毎年リストにあがるものの、毎年お断りする人がいます。

特定保健指導の目的等を説明し、指導を受けてもらえるよう周知しましょう。

ストレスチェックについて

平成26年12月から施行されました。

厚生労働省からの通達によると、衛生委員会で具体的な内容を詰めなければならないところもあります。

事業場ではどのようにストレスチェックを実施する予定なのかなど話し合いましょう。

3.衛生委員会で発表したい集計や分析結果の報告とは

事業場ではいろいろなデータを集計して、分析していることと思います。

その中でも衛生委員会で発表したい項目は以下の通りです。

労災発生状況と分析

企業にとって労災対策は従業員の健康を守るためにも重要な施策です。

毎月どのような労災が起きていて、何らかの対策をとる必要があるのか検討していきましょう。

長時間労働面談の実施数や傾向など

長時間労働者に対して面談を実施することは法律で定められています。

実際にどのくらいの長時間労働者がいて、面談はしっかり実施されているのか、数値を出しましょう。

毎月同じ部署で長時間残業者が出ている場合には、何らかの環境改善が必要かもしれません。

衛生委員会の場で改善策を話し合うことも大切です。

健診受診率

できれば健康診断を実施する前に発表して、受診を促したいところです。

受診率が低い場合には周知方法の改善など検討が必要かもしれません。

二次検査、再検査の受診率

健康診断を受けることは義務なので受診はしてくれますが、受けてそのまま放置する人も多いのが現状です。

二次検査を受けることの重要性を説明するためにも、今の現状がどうなのか、数値として発表しましょう。

有所見率

健康診断の結果、特定の項目の有所見者が多い場合には、健康施策を考える必要があります。

例)脂質の有所見者が多い⇒ウォーキング推進活動など

特定保健指導の実施状況や実施率

気付くと毎回保健指導のリストに載っている人は同じなんてこともあります。

実施率をあげるためにも、現状を確認する必要があります。

まとめ

ここで紹介したものは一部です。

テーマとしてあげられるものは他にもあると思いますが、テーマがなかなか決まらない方の参考になればと思います。

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